育児の正解②

前回ブログに書いた『育児の正解』。


読んだママさん達から、

全く同じです!すごく迷ってしまって・・・

私も情報に振り回されて辛いです・・・

など反響が大きく、

メッセージもいただきました。


今回はもう一度、

離乳食について整理していきます。

(以下、長文です)


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まず最初に、私は〔母乳推進派〕でも

〔ミルク推進派〕でもありません。


大切なのは「赤ちゃんの健やかな成長」

のための栄養が足りているかどうかです。


母乳・ミルクそれぞれ、

メリット・デメリットはあります。


世界の【補完食】は母乳推しです。

母乳にはミルクでは再現できない

免疫物質などの成分が含まれているし、

自然なものとして推奨しています。


でも、最近の日本の【離乳食】の

栄養指導時はミルク推し傾向があります。

なぜなら、ミルクには母乳で不足しがちな

鉄分やビタミンD等がバランスよく

含まれているからです。


どっちが正解?

何を信じたらいいの?


専門家は良い情報を伝えたいと思って

お母さん達にアドバイスをします。

決して悲しませようとか、悩ませようとか

そんな事一つも思っていないはずです。


お母さんもお子さんも

みんな違って当たり前のように、

色んな考え方や色んな人がいる。


だから、お母さんは

情報の一つとしてアドバイスをもらい、

最終的に納得した道を「自分で」

選んでほしいと私は思います。


もちろん、私の発信することも

選択肢の一つとして受けてもらえればと思います。


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最近は、赤ちゃんの鉄不足が指摘されており

離乳食指導の元となっている

厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」も

<鉄やビタミンDの供給源となる食品を

積極的に摂取・意識的に取り入れる>

という内容が書かれています。


同じように補完食でも、

<生後6ヶ月から母乳に加えて

鉄分を意識して補っていく>

とあります。


子どもの成長は著しく、

そこにきちんと不足することなく

栄養を補給していくことは、

心身共に健やかな成長へと繋がります。


ミルク育児の方も、完全母乳育の方も、

情報や知識を得たうえで

じゃあどう子どもの食と向き合えばいいか

ぜひ考えてみてください😊


元気に動き回っていても、

お粥と野菜だけしか食べていなければ

鉄不足のリスクが高まりますし、


体重増加が緩やかでも元気があり、

鉄分豊富なたんぱく質を含む食事を

しっかりとっていれば、

母乳からミルクに切り替える

必要はあるのでしょうか?


母乳育児をしながら、

粉ミルクを使った離乳食を作ったり

お母さん自身も鉄分を意識して食事をしたり


お母さんとお子さんの数だけ

離乳食の方法はあるはずです。


お子さんの健やかな成長と

お母さんの想いを踏まえながら、

個々に合ったやり方を「一緒に見つけていく」。


そんな専門家になれたらいいなと

自戒を込めて思うのです。



長文になりましたが、

子育ては人生においてわずかな期間。

振り返った時に、

毎日の食卓が

苦しく辛い記憶ではなく、

愛しくて騒がしくて楽しい時間だったと、

クスっと笑えたらとても素敵なことです。


こんな大きなことを書いている私も、

「自分に余裕がなくて叱ってしまった~」

と夜な夜な反省したり、

「なんで食べてくれないのよ!キィ~!!」

ってお猿さんのようになったりする日常です。笑


みなさんと試行錯誤しながら

我が子の成長を

一緒に見守っていけたら嬉しいです😊












ミルクには




はれいろごはん

心身ともに健康な人が溢れる地域づくりを目指し、 多世代への食育活動をしているフリーランスの管理栄養士。 『10年後の健康寿命が延びているために』 新しいことにチャレンジしていきます!

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