今後の生活習慣病予防

昨日は長岡市が主催する
〔特定保健指導・生活習慣病重症化
予防事業従事者研修会〕に出席し、
全国で講演をされている
保健活動を考える自主的研究会所属
講師・門田しず子さんからたくさん
の刺激と学びの時間をいただきました。

国が持続可能な社会保障制度を
実現するため作った〔医療制度〕。
若い人の突然死を招く
メタボリックシンドロームや、
増え続ける糖尿病からの人工透析を
減らすための戦略や、法律の改定など
なんだかドキドキするくらい
厳しい実態を詳しく学ぶことができました。

たぶん、今までの食事指導では
増え続ける患者数に
ストップはかけられない。
国が慌てて作る様々な健康宣言も
地域住民に寄り添い、高度な知識をもつ
コメディカルがいてはじめて
実現していくのだと
門田さんをみて圧倒されました。

私も長岡市と民間企業の委託で
特定保健指導・生活習慣病重症化予防の
仕事を受けていますが、
病院勤務の経験からも
うまく成果が出る時とは、対象者の方に
  ・病態を説明し、理解してもらった時
  ・気持ちに寄り添えた時
  ・生活の裏側まで見えた時   

で、まずは食事じゃない。
この3つがうまくいかないと、
改善には繋がらないと感じます。

その辺りも踏まえ
今回、門田さんの事例にそった
食事相談の実践方法は
確実に相手に届くものであり
かつ、希望があるものでした。
門田さんのような食事相談ができるように
それが誰かの命を繋がるように
私もまだまだ勉強し、
日々努力していかなければと思いました。


私が行うFood communicationsの活動は
すぐに結果はでないけれど
確実に何十年後に意味のあるものに
したいと思っています。

私が伝えていきたいのは
【生まれる前からの予防医学】。

病気になった方、
生活習慣ができあがった方への
アプローチも大切ですが
もっと国は、生活習慣が身につく
大切な乳幼児・学童期へ力を注ぐべきでは
ないかと感じています。
病気が次々と沸き起こる。
その根元からみないと意味がないのでは?

ー生活習慣病は生まれる前から
始まっているー
子どもを産み育てるお母さんたちを
まず守ってあげられたなら、
この地域の健康寿命は変わっていくはず。
それは決して怖がらせるものでなく、
負担に思うものでもなく、
「笑顔の食卓」「楽しい育児」
につながるようにサポートすること。

ラクして健康を手にいれることは
難しい時代。だけれど、
「どうかスクスク育ってほしい」
という願いは共通です。
その軸があればきっと大丈夫。

赤ちゃんから高齢者まで
生き生きとした地域になれるように
力を尽くせたらと思います^_^

~心を育む食事で
       地域の健康的な未来を創造する~

Food communications
ますがた みき


※参考資料

《日本健康会議》http://kenkokaigi.jp/about/index.html

《健康増進法》http://www.kenkounippon21.gr.jp/kenkounippon21/law/index_1.html

はれいろごはん

心身ともに健康な人が溢れる地域づくりを目指し、 多世代への食育活動をしているフリーランスの管理栄養士。 『10年後の健康寿命が延びているために』 新しいことにチャレンジしていきます!

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