手づかみ食べの意義

あっという間に

7月もあとわずかとなりました。

いよいよ「長岡祭り」が来週に迫り

街の空気が少しずつお祭りモードへ。

私も長岡人の血が騒ぎ、

なんだかソワソワしています。

(毎年この時期になると、車内で

フェニックス花火のテーマソング

【Jupiter】を聴いて気分を盛り上げます!

長岡人あるあるですか?笑)



そんな中

今日はプロフェショナルコースの

【手づかみ食べと脳の成長】

と題したセミナーを開催しました。


集まってくださったのは

保育士、調理士、栄養士などの

プロフェショナルの方々。

ぞれぞれ勤務されている

保育園等での工夫や、

子どもたちの状況など

たくさんのご意見や情報をいただき、

私自身、大変有意義な時間を

過ごすことができました。

参加者の皆様ありがとうございました!


今回「手づかみ食べ」をテーマに

なぜその行動が必要なのか、

子どもたちの成長発達において

どう繋がっていくのかなどを

講義させていただきました。


しかし、現実問題として

家庭であまり「手づかみ食べ」を

していないお子さんが多く

保育園等で「手づかみ」メニューを

取り入れても、

どう食べたらいいのか分からずに

口を開けて保育士さんが食べ物を

運んでくれるのを待っている

というお子さんがいることに驚きました。


「手づかみ食べ」は脳の発達の面からも

自分でやりたい!という

自立への第一歩です。

目の前に出された器の中の食べ物を

ぐちゃぐちゃ手で触る、

汁物に手を入れたり混ぜてみる、

食べ物をテーブルに塗ってみる、

器ごと下へ落としてみる、


聞くだけでお母さんの

ストレスがたまる行動です(-_-;)

特に働いていたり忙しいお母さんは

床や服を汚されて仕事が増えるのを

負担に感じますよね・・・


しかし、それは一時期の行動で

その一つ一つは

身体の発達と密接に連動したもの。

その時の子どもの心身にとっては

ちゃんと意味があるものなのです。


しっかり「手づかみ食べ」をした子どもは

食事以外の様々なことにも

“自らやってみよう!挑戦してみよう!”

と自主性や主体性を持ち、

体の機能も丈夫で、

それが大きく成長してからの行動に

繋がっていくと言われてます。

つまり〔食欲が生きる意欲を育む〕のです。


ただ、お母さんの気持ちも共感できます!!

私自身子どもを育てながら

働き出し、なおさら

その苦労がよく分かります。


そして我が子に

「手づかみ食べ」を試した経験から

やらなきゃ...にとらわれると

食事の時間が苦痛になり

せっかくの離乳食期を

楽しめなくなるとも感じました。


そこを、専門家として

どうすれば負担なく家庭でできるか

簡単レシピなどの紹介も含めて

発信していくことに意味があり、

知ることで「楽しい育児」に

繋がる活動ができたらと思います。

はれいろごはん

心身ともに健康な人が溢れる地域づくりを目指し、 多世代への食育活動をしているフリーランスの管理栄養士。 『10年後の健康寿命が延びているために』 新しいことにチャレンジしていきます!

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