好きと嫌い

5月始めの淡い若葉の色から

すっかり濃く色づき始めた

木々の葉っぱ。


少し忙しくしていると

小さな季節の移り変わりや

子どもたちの

ほんの少しの成長も

つい見落としそうになってしまいます。


私の場合、一呼吸おいて

空を見上げること。

しゃがんで

子どもの目をじっとみつめること。

このほんの少し心がけで

慌ただしい気持ちを

リセットできるような気がします。



子どもは成長するにつれて

できることが増えるイメージですが

「前より食べ物の好き嫌いが増えた」

と感じるお母さんも

いるのではないでしょうか。


我が家の息子も

離乳食は何でもよく食べたのに

次第に嫌いなものが増えました。


幸い、言葉や表現するのが得意なので

「このやわらかい触感がダメ」

「酸っぱいのは好きじゃない」

「噛みきれなくて飲み込めない」

などなど事細かに教えてくれます。

(黙って食べなさーい💢

と思う時もありますが ^_^;)


好きなもの・嫌いなものを

判断できるようになったのは成長の証。

脳も身体も成長しているからこそ

快感や不快、喜びや悲しみなど

様々な感情が芽生え

好き嫌いが増えていくのも当然ですね。


それでも毎回

目の前でべーっと出されると

このまま大人になっても

食べられないのでは…

と不安になるのも「母心」。


特に一人目の子どもは経験がなく

どんな結末になるのか

心配になりますよね。


離乳食の頃の好き嫌いは、

味というより「食感」「飲み込みやすさ」

が合うか合わないかが大きなポイントです。


2歳くらいになると

イヤイヤ期にもさしかかり

「気分」や「反抗心」もはいってきます。


そこから6歳くらいまでが、

この味が好き、この食感が苦手など

「自我の芽生え」と共に

好き嫌いがはっきりしてきます。


でも、もう少し成長したとき

「我慢する心」も育ってきます。

大人に近づくということですね。


※「我慢する心」と「嫌いなものへの挑戦」

は、幼少期において実はとても大事なこと。

このお話は、いつかブログにアップします^_^


「我慢する心」が芽生える日まで

嫌いな食べ物を無理強いしたり

細かく叱ってばかりだと

嫌な記憶だけが残り

本当に食べられない食材に

なってしまうかもしれません。

                                                                                                                                                                               

食べられない食材の

調理法・味付け・切り方

を変えてみることも大切です。

絵本作戦、栽培作戦、

一緒にクッキング作戦 など

まずは原因を取り除くことや

楽しい記憶が残るようにすることも

解決の近道になります。

                                                                                                                                                                               

そして

「ママこれ好きだなー!」

「たまらない味だわ~」と

お母さん自身が美味しそうに食べる姿が

子どもの挑戦する気持ちに繋がり

やすくなるのではないでしょうか^_^

                                                                                                                                                                           

嫌いなものを食べられる調理の工夫や

具体的な作戦なども

セミナーやブログでお伝えしていきたいと

思っています。

はれいろごはん

心身ともに健康な人が溢れる地域づくりを目指し、 多世代への食育活動をしているフリーランスの管理栄養士。 『10年後の健康寿命が延びているために』 新しいことにチャレンジしていきます!

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